水性の紙


 お久しぶりの更新になります。。。。。
ここ半年はYoutubeにシフトしていました。何だかんだ楽しく更新しております。


今回は文具ではない記事になります。


 自分はYoutubeをするにあたって
・もっと解像度の高い動画をノイズなく撮影したい
・取り回しの効いて、回して撮影するのをぶれなく撮りたい
・SNSにアップロードするイメージをきれいに撮りたい
という野暮な願望があるのですが、それを叶えるべく一眼という選択肢を考え始めました。

で、
とはいえ自分はカメラ趣味のない一般人であって、全く知識のないスタートを切りました。
各皆さんのブログや専門のYoutubeチャンネルをかなり漁り、とりあえず「愛好家の思想だけはあてにしない」
ということだけ決めて物を探していきました。それは、実用を旨として予算の決まっている自分にはとても耳の痛くなるような話で、その事に対する逃避は避けられなかったから、ということと、観念的だとそもそも「自分が良いと思うもの」の形成がなくなり、趣味の可能性を絶ってしまうのでは、と危惧したから、ということです。訳が分かりませんが、簡単に言うなら「流されたくない」という文具で生み出された趣味人としての本能によるものです。(恐らく)

そうして探したエントリー機、FullHD60FPSは最低限だなぁ.......レンズキットで安いと単焦点を買うのも買いやすいなぁ.....などとようやく絞って考え始めました。

が、

一瞬で片が付く程の、エントリを見てしまいました。



このページのイメージの全てが圧倒的でした。
「観念的」を危険視した自分ですが、どうしても勝てませんでした。
固より「惹きつけるような」イメージや動画を意識(意識よがりですが)してきた自分には、確かにメーカーの好みというステレオタイプは危険ですが、感性のみの観念には左右されて良かったわけです。プロの犯行とはいえここまでそそられたのは打撃でした。

そうして買ってしまいました。
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外箱、こういうガジェットのものは外装から寄り付かせに来ているような、視覚的な挑発を感じます。

開封。
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黒。
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こうしてカメラが登場してきました。
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外観は、こんなわかりにくい物より公式サイトなどの物の方がよっぽど判りやすいと思います。
持ってみた感想は、「想像より重い。」です。普段的にこんな密度の高いものを持ち歩かないものですから、所感としては、軽いらしい ではなかった という印象がありました。クロスボウを持った時と同じ所感です。しかしこれでも軽いらしい。慣れないと。

今はまだ使い初めで設定も赤子同然。これから数をこなしてあのイメージに近づけるように研鑽します。




~おまけ~
覚束ない最初の写真をリマインダーとして置いておきます。どれくらい撮れるようになるかの確認用。ペンよりスナップを撮ってみたかった、ということもありペンは撮影していません。未熟ですのでお目汚し失礼致します。
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こう下手でも、撮っている時は楽しいのです。下手の横好きにならないようには技量を積んで、皆さんに興味深く心地よい画を発信できればと思います。




このエントリは初PC作業でした。タイピングが遅いのを克服するためにまた記事を書こうと思います。とはいえ今回は遅すぎて初手から眠くなりつつ書いた、というのもあって接続がおかしかったりするかもしれませんが、ここまで睡魔のある自分は判別出来ません。お気づきの点がありましたらコメントにてお知らせ頂けると大変修正が楽です。

今回はここで置こうと思います。


ではまた。

こんにちは、夏盛りですね。
盆終わるまでに手帳(現在キャンパスの物)を買い換えたいと思い、予てよりの物を購入致しました。
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車内にて。ワクワクしています。
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はい、今回購入したのはTraveler's Notebook 茶です。遂に念願の物。開封時の革の質感が堪りません。ArtistRollのベルトとは多少違いますが、革、それのみというのはここまで興奮を与えるものというのは初めて知ったようなものです。
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既にリフィルをセット。美しい。ここでどれくらい草臥れるか。それが楽しみで仕方ないです。
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革は傷がついてこそ、艶が出てこそ個々の美の極致に至っていくと思っていて、その過程をトレースしていくのは楽しいものです。恐らくオイル処理等しないと思います。というのも製品以上を下手にダメージを防ぐのは少し性に合わないというか。
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最後に入れたリフィルの紹介。まず020クラフトファイル。手帳カバーをファイルとして使うことが良くある為購入。
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次にWeeklyの019週間フリー+メモ。大好きなMD用紙。万年筆で予定を立てるのですが、ぴったりですね。
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次にMonthlyの017月間フリー。こちらもMD。14ヶ月分というので多少コスパ良いのか...?と思いつつ。マンスリーは持っていないと不安になります。
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最後に001横罫。これもMD。ほぼメモの役割も欲しいです。という事でさっと選び手に取りました。300円とかなり優秀なのかな...?金銭感覚がよくわかりませんが、紙相応の値段ではお得に感じてしまいます。

これからカスタムをしていく過程をポストして行けたらなぁと思います。そして革の様子も。永く使っていきます。
今回、内容が薄いですが、もう1エントリー書きます。ご容赦を。

それでは。

こんばんは、万年筆欲再燃という事で今年は来年に備えての万年筆を1本既に購入してあって、もう一本購入予定です。
で、買って来るまでの間は今迄買った万年筆を愛でようかと思って万年筆を使っています。というより国産シャープペンシルにほぼ飽きてしまっているようなものなんです。机の肥やしが2500本です。達観しても使わない物は基本コレクションとして取っておいてもそれだけじゃあつまらないんですよね。『筆記具』趣味なのは、使うための筆記具も有るんですから。2~3年位見落としていた故にそれに関してを極める方が(個人的経済面で)楽でかつ楽しいんじゃないかなぁ。と。
で、まず紹介するのはバルカロール万年筆。聞いたことは...無いかもしれませんね、あまりメジャーな万年筆ではないですね。
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此方、セーラー万年筆のバルカロール。黒×銀を使用しております。購入は丁度一年前位です。汗だくで購入して帰宅した覚えが有ります。
この万年筆、軸材が真鍮と極めてヘビーな万年筆で、35g有ります。グリップ部がプラスチックなだけまだましですが...これが今年購入予定の万年筆だと40gを越えるので扱えるか...?
因みに僕は他のペンは何であれ万年筆はヘビー物しか買いません。25gは無いと扱いにくい...
バルカロール、というのは『舟歌』を意味するもので、漕ぎ出すイメージでネームされているようです。ただ僕には、あの丸っこい、良く言えば洗練された、悪く言えばマンネリ化したセーラー万年筆の形状を打ち壊す(舟歌は基本8分の6拍子もしくは8分の12拍子)異端という存在だと思っています。後付けに過ぎませんが。
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キャップを取る。
嵌合式キャップです。使うのが楽で結構良いんですよね。これ。さっと取り出してさっと使える。
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ニブは14金ロジウムプレート。中型ニブ。F字。完全な日用には剛性が足りない(そうなると基準が完全に鉄ペンなんですが)ですが、外出で使うくらいなら十分ですね。
滅茶苦茶スレッドが開きやすい訳でもないので書き味がかなり安定しているのが魅力的です。
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ニブ、結構美しい装飾で、この万年筆を選んだ1つの理由でも有ります。
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インクはコンバーターで。
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天冠にはセーラーのロゴマーク。周りは傾き1の直線が連なっています。画像だと見えにくいですね。
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軸は真鍮材、といいましたが、塗装が単なるマットブラック塗装ですので割と傷に塗装が弱いんですよね。国産万年筆の重量級ってどうしてこう塗装が剥がれやすいのか...
まあそこが味やらなんやら、徒然草の一説の『ものは敢えて壊しておくと長持ちする(意訳)』的観念を持っておきますかね。
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ポストすると長い上に重たい。高重心はちょっと受け付けないですね。基本ポストしません。
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インクは同じくセーラーのジェントルインク.海松藍を入れています。書き味だけで言えば非常に良く合う粘性とフロー。シャバシャバインクではない分バルカロールが重量でインクの出を一定に支えているイメージ。もう海松藍以外バルカロールに入れないだろうなぁ...
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グリップする場所が割と先端に近いのも何かキャップポストへ抵抗しています。恐らく。
力を掛けずに書く、のは完全には無理で、グリップ後ろをグリップしろなんて言われましたら、万年筆触るのを恐らく止めます。それほど慣れた書き方で、かつ楽な書き方で、そして書きやすい書き方。これが俗に言う書きグセの一種なのでしょうね。
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橙ライトだと茶色に見えるから白で撮影...分かりにくい。海松藍、は公式サイトにある通り実に黒の多少グレー寄りのうっすら濃緑というほぼ黒のインクです。ただし緑とは分かる。そういう色です。だから飽きずに使っています。
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普段はこのThe SENDAK Artist Roll miniへ入れています。この筆箱もいつか紹介出来たら。

まあ、割と今持っている万年筆では一番愛着の有る万年筆です。売ろうだの譲ろうだの棄てようだの一切考えません。特別万年筆の中で美しい、という訳ではなく、かなり着飾る事も無く、静寂な優美―出航。聴こえる舟歌。海底に呼ぶ海松の藍。そんな穏やかな心馳せる情景の万年筆です。


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